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花フェスタ記念公園_H20秋

岐阜県可児市にある世界一のバラ園、花フェスタ記念公園に秋バラを見に行ってきた。これまで、東北のバラ園はだいたい見たし、京成バラ園も行ったし、長野や山梨のバラ園も訪ねたし、どうしても行きたかったバラ園。春バラで行きたかったけど6月はなかなか連休がとれないので、色も香りもよくなる秋に訪問した。
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岐阜県可児市は、岐阜のはずれにあるが、高速のICも近くとても便利なところだった。のどかな田園風景の山あいに花フェスタ記念公園はあった。1995年の花フェスタの会場を整備して、81ha(これって900mx900mに相当)の広大な敷地に約7000品種60000株のバラが咲き乱れる世界一のバラ園だ。駐車場にはツルバラが咲き乱れ、入り口にはかわいいキャラクターが飾られていた。入り口手前には、バラの売店があって、京成バラ園とかと同じで入場しなくてもバラ苗を買うことができた。
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端から端までで1km近くあるのだから、とにかく広い。普通に見て回っても丸一日、じっくりと見るには3日はかかると思う。いろいろなゾーンに別れているが、バラ好きに関係があるのはピンクのバラゾーン。
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中に入ると、目の前にきれいなハンギングバスケットや案内図、鮮やかな芝生、左にバラのテーマガーデン、右に花のミュージアムがみえた。
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バラのテーマガーデン。主にハイブリッドティーなどのモダンローズが植えてあった。
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とても全景を撮ることはできないが、これで14あるテーマガーデンの手前側半分ぐらい。ここと奥のテーマガーデンだけでも京成バラ園より広い気がした。花フェスタにはさらに世界のバラ園、東ゲート近くのバラ園があるから、バラだけでみても倍以上の広さはあると思う。
まあ、テーマガーデンはハイブリットティーが主体なので、四季咲きはいまいち、四分咲き程度だったかな。右奥にあるのがバラの展望デッキ、中奥にあるのが公園全体を見おろせる花のタワー。
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さすがに古めのハイブリッドティーばかりで、花付きもイマイチで、品種もよく分からないものが多かった。その中では、修景バラがよく咲いていた。修景バラのサティーナ。ピンクのかわらいらしい花で、無香だが花付きがとてもよかった。
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入り口右奥には、園内のバラ苗の売店があって、たくさんのバラが売ってあった。
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花のミュージアム。屋上緑化された三角形の大きな建物。
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中は売店があって、普通のお土産やバラに関するアイテムなどが売ってあった。
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その左奥には、ミュージアムがあって、バラに関する資料がいっぱい飾られていた。
まずは、紀元前二千年のクノッソス宮殿のバラが描かれたフレスコ画の参考図。人類では一番古いバラの資料だそうだ。
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殿堂バラの紹介コーナー。ピースからはじまり、ピエールドロンサールまで。家では、ほとんど育てている。
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18世紀のフランスで、ナポレオンの妻ジョセフィーヌが世界中のバラを集めて愛好したマルメゾン宮殿。こんな感じでたくさんのバラが咲き誇り、たくさんのバラが生まれたのだろう。テーマガーデンの中には、このバラ園を再現したものもあったが、オールドローズなので秋の花付きはイマイチだった。
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ケンティフォーリア、ノバラなどのバラの系統図と模型。
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バラの6つの香りを体感できるコーナー。芳純などの甘い典型的なバラの香りのダマスク・クラッシック、パパメイアンなどの甘くて濃厚なダマスク・モダン、デュセスドブラバンなどの紅茶の上品な香りのティー、ドフトボルゲなどのフルーツの甘くさわやかな香りのフルーティー、ブルームーンなどのブルーローズ特有の甘く上品なブルー、ロサ ムルチフローラなどの甘さにスパイシーさが混ざるスパイシー。他にはイングリッシュローズのセプタードアイルなどに特有な没薬の香りのミルラ香などがある。やっぱり、バラといったらダマスク、特にくらくらとくるような甘さのダマスクモダン。
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レストラン。バラのソフトクリームや紅茶、軽食などがあって、奥のテーマガーデンを展望しながら食事ができた。

バラのテーマガーデンには14のテーマごとのガーデンが広がっていた。
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まずは、入り口近くのローズカスケードガーデン。中世イタリアのカスケード(人口滝)のようにバラを配置したガーデン。スタンダードど綺麗に刈り込まれたツゲ?が整然とした美しさを醸し出していた。
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その奥のテラスガーデン。イタリアのテラス庭園のように、段々にした台地にバラ、石垣にツルバラを配置してあった。ハイブリッドティーとツルバラ主体なので、花付きは今ひとつだった。咲いてるなっと思うとたいていは修景バラ。右はアスピリンローズ。我が家にもあるが、1m程度の横張りでシュートが多くて暴れる感じで、白にピンクがかかるかわいい花、無香、最強健品種とのことだが、少し黒点にかかっていた。
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さらにバラの展望デッキをはさんで奥には、水とバラの庭が広がっていた。日本庭園とバラの花の融合をはかった斬新なガーデン。奥には茶室の織部庵があった。バラはあまり咲いていなかったので、ここは眺めただけ。。
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展望デッキの中程にあるサルサベルデ。イタリアンレストランで、食事やビールを飲むことができた。まあ、バラ園にきてビールを飲む人はいないと思うが。。
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その横にあるのが、ジョセフィーヌのバラ園。ナポレオンの妻のジョセフィーヌがバラを集めた歴史的なマルメゾン庭園で、ガゼボを中心に左右対称にきれいにバラとツルバラが配置されていた。ただ、オールドローズ主体なので、秋はあまり咲いてなかった。
オールドローズのバラ園もあったが同様にあまり咲いてなかった。
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有名な英国王立バラ協会との有効を記念してつくった英国式庭園。噴水を中心に左右対称に煉瓦の柱などが配置され、バラが列植されていた。ここも秋の花付きはイマイチ。
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さらに左手にはホワイトローズガーデン。白いバラと白い草花を配置したガーデン。清楚できれいだが、やっぱり白バラは弱いのか、秋の花付きはイマイチ。
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左は、ティネケ。蕾がいっぱい付いていて元気いっぱいだった。さすが、ブライダルブーケで有名な花だけあって、純白できれい、弱めだが香りもあった。
右は、パスカリ。殿堂入りした有名な白バラ。剣弁高芯咲きで気高く美しいが、無香、雨にも弱い感じで、気むずかしいかな。ちょっと黒点にかかっていた程度。
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左は、メーシーズプライド。2002年アメリカのフロリバンダ。検索してもひっかからないようなバラだが、蕾が赤で、純白の浅いカップ咲き、房咲き、フェアビアンカからグリーンアイをなくしたようなきれいなバラだった。白のフロリバンダにしては、ほんのちょっと黒点にかかる程度だったので強健そう。売ってたら買いたい。。
右は、リトルホワイトペット。少しピンクがかかるかわいい小さな白い花で、花付きはよかったが、トゲがきついのと黒点にかかってたので、育てるのは面倒そう。
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さらに左側には、ローンガーデンが広がっていた。きれいな一面の緑の芝生。その両脇にバラを列植してあった。
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パーディタ。古典的な花が多い中で、きれいな花だなっと思ったら、やっぱりイングリッシュローズ。1992年作出で、白に薄いピンクがかかり、弱めだがいい香りだった。

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テーマガーデンの一つ、青いバラの庭。昔から、青いバラ=不可能を意味するように、バラには青の色素がないため完全な青バラは存在しない。青バラといっても、赤紫、紫、薄紫、薄い青、こんな感じのどれかだと思う。花フェスタの青いバラの庭は、古典的なものが多かったからか、赤紫のバラが多かった。なぜか花付きはよかった。
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スイートムーン。花フェスタ記念公園で開催された第1回ぎふ国際ローズコンテストで金賞を受賞したバラ。淡い紫で少し赤みがかかる中輪、中程度のブルーの甘い香り、四季咲き花付きもまずまずで強健。家にもあるが、似たような感じで咲いていた。 
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一番青いバラの一つと言われているブルーヘブン。2002年、岐阜の河本バラ園の作出で、セントレア空港のイメージフラワーでもある。岐阜にある花フェスタでは、もちろん、一番人気。公園の何カ所かに植えてあって、至る所にブルーヘブンはあっちという看板があった。家でも育てているけど、さすが本場だけあってきれいに咲いていた。光の加減で、薄い青から薄い青紫にみえた。秋も終わり頃が一番色がのってきれいかも。花は中輪程度、四季咲きと花付きもまあまあ、微香、60cm程度の小型、樹勢は少し弱い。

青いバラの庭の真ん中には空き地があって、将来、完璧な青バラができたら、植えるスペースだそうだ。(うちにも青いバラができたら植えるスペースはとってある。考えることは一緒。。)

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テーマガーデンの一つ、香りの庭。バラの6つの香りと他の香りごとに代表的なバラが植えられていた。ハイブリッドティーも多いのに、結構、咲いていた。もう、くんくんしまくり。。
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甘い典型的なバラの香りのダマスク・クラッシックの芳純。半剣弁高芯咲きのはずだけど、立派なピンクの抱え咲きだった。香りはすばらしく、樹勢もよく、病気もなかった。家のは、まだ2年目だから花が貧弱なのか、半日陰が悪いのか。
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ミニバラなのにダマスクの中香のスイートチャリオット。やっぱり、50cmぐらいの大きなミニバラだったが花付きはすごかった。もちろん、病気もなし。
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ダマスクモダンのくらくらする甘い香りのパパメイアン。殿堂入りした黒みがかった赤バラ。濃赤の厚めの花弁の堂々とした大輪で、夢の世界に入り込んでしまいそうな香り。やっぱり、すばらしかった。家のと同じで、樹勢もよく、黒点にもほとんどかかっていなかった。
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これもダマスクモダンのマーガレットメリル。甘くさわやかな香りで、ダマスクモダンというよりフルーティー系の気がするが、フルーツといわれると該当するものがないし。家のは、弱香から中香程度だが、花フェスタのはしっかりとした中香、なぜか抱え咲きに近くて、樹勢もよかった。フロリバンダなのに房咲きしづらいのは同じ。黒点は少しかかってたかな。
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甘くさわやかなフルーツの香りのドフトボルゲ。殿堂入りした朱赤の名花。家のやつも四季咲きと花付きがいいが、花フェスタのもよかった。やっぱり、黒点に弱めだった。
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リンゴのようなさわやかな香りのダブルデライト。殿堂入りしたバラはほとんど育てているけど、クリームイエローとローズピンクの組み合わせは派手に感じるので持ってない。さらに、花付きもイマイチそうだし、黒点にも弱そうだし、やっぱりパスかなあ。
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これもフルーティーな香りのマリアカラス。有名なオペラ歌手の名前で、赤みががった濃いローズピンク、花付きはまあまあ。
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フルーティーな香りのホワイトクリスマス。白のハイブリッドティーの名花。地植えで群植すると香りがすさまじいが、やっぱり雨で痛みやすいのと黒点に弱いなあ。うちでは、鉢で軒先管理のバラ。
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ブルー特有の甘い香りのシャルル ド ゴール。元フランス大統領の名前で、1974年メイアン作出の紫のバラ。ブルーの香りもいいんだよなあ。
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没薬に似たミルラ香のセプタードアイル。強健で病気もほとんどなかったが、やっぱり、秋の花付きは春ほどではないようだ。
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ミルラ香のアンブリッジローズ。春バラのようなすばらしい花付きだった。やさしい薄いアプリコットピンクで光に透けて綺麗だった。やっぱり、黒点には少しかかっていた。
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ミルラ香のグラミスキャッスル。やっぱり、黒点に弱めで、コンパクト。でも、この蕾の数はなんなんだ。日当たりを好むバラだと思うが、条件でここまで咲くんだなあ。香りも条件で変わる気がする。

ティーとスパイシーは撮るの忘れた。

入り口近くのテーマガーデンのそれぞれの境界あたりにもいろいろなバラが咲いていた。
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白の名花、アイスバーグのスタンダードがずらーっと。家にもあるけど、やっぱり、花付きがいいというのは一番の長所だ。
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ひなあられ。2001年京成バラ園作出の修景バラ。やさしいピンクと白の小さな一重の花で、すばらしい花付き、微香、病気は皆無だった。
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ロサ アルカンサーナ。北アメリカの原種のバラ。春から秋にハマナスのようなローズピンクの一重の花を付け、秋には大きめの赤いローズヒップをたくさん付けていた。

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バラのテーマガーデンは手前側と奥側に分かれていて、真ん中にベルベデーレという展望デッキがあって見渡すことができた。
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奥側のテーマガーデン。手前と同じぐらい広くて、ここだけでも普通のバラ園ぐらいはあった。同心円上にバラが植えられていて、真ん中にフォーマルガーデン、外側に育種家のバラ園があった。
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フォーマルガーデンは、水路と回廊状やモザイク状にきれいにバラを配置した整形式庭園。テーマガーデンの中では一番広くて、同心円上の道や小径を通ってバラをみていくと、結構な時間がかかった。いろんなバラがあったが、フロリバンダやポリアンサ系がよく咲いていた。
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育種家のバラ園の一つ、京成バラ園。日本で一番有名なバラ園で、故鈴木省三氏の作出した有名なバラがいっぱいあった。ただ、ハイブリッドティーが多いからか、秋は寂しかったかな。
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フランスのメイアン。ピース、ピエールドロンサール、パパメイアン、などなど、世界を代表するナーサリー。やっぱり、ハイブリッドティー主体なので、秋の花付きはイマイチだった。
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今をときめく、イングリッシュローズ。人気品種は数知れず、ただ、中に入ることができないので品種名も分からず。全体に暴れ気味な感じがしたが、花付きはそこそこよかった。
他にも、ドイツのコルデス、タンタウ、フランスのギョー、デルバール、アイルランドのサムマグレディ&サン、アメリカのジャクソン&パーキンス、岐阜で生まれたバラ、などがあった。
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コンテストガーデン。ぎふ国際ローズコンテストの会場となる庭園。コンテストが終わった後なので寂しい限りだった。

フォーマルガーデンに咲き乱れていたバラたち。
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ロザベル。ピンクのフロリバンダで香りはないが花付きがすばらしかった。
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ピンク ストリーム。2002年 寺西氏作出のバラ。ピンクの半ツルで少し暴れる感じはあったが、秋の花付きもよく、強健だった。香りはほとんどなし。
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ノックアウト。1999年アメリカ産のピンクがかった赤のフロリバンダ。花付きもすごく、名前の通り、病気をノックアウト、とても強健な品種。香りはなし。
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ピュアマジック。たぶん、白のポリアンサ。花付きがよかった。香りはなかった。
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サッチモ。赤のフロリバンダかな。これも花付きがよかった。香りはなかったと思う。
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ガブリエル プリバット。ピンクのポリアンサで、かわいらしい花がとにかくいっぱい、強健。香りはなし。

やっぱり、フロリバンダやポリアンサ系は、秋の花付きがいい。

花フェスタ記念公園は、とにかく広い。ここまで紹介したところだけで1/4ぐらいだ。
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バラのテーマガーデンを見終わると、森の中のトンネルをくぐっていく。ライトアップされた紙のステンドグラスが飾られていた。
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トンネルを抜けると、花の地球館という大温室があった。いろいろな花木が温室内で栽培されていた。
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奥には、熱帯温室があった。
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温室を抜けると、公園のど真ん中にある花のタワーへ。高さ45mの展望タワーで、エレベータで上っていく。
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上がりきったところには、左手に展望レストラン、奥には展望デッキがあった。
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展望台からは、公園内を一望できた。
まずは、花いかだの池。奥には世界のバラ園がみえた。
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左まわりに。
森の奥には、バラのテーマガーデンと花のミュージアム、右奥が西ゲート。あんなに広かったバラのテーマガーデンが、あれっぽっち。やっぱりとてつもなく広い。
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森の右奥がバラのテーマガーデン(フォーマルガーデンと育種家のバラ園)。左奥が東ゲート。
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右奥が東ゲート。温室と花トピア。その横に広がる公園。
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語らい広場。

これで360度かな。さすが、900mx900mあるだけあって、広いなあ。普通にみて丸一日、まじめにみると3日かかる訳だ。

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花のタワーを降りて、ひたすら奥へ歩く。三角花壇には、三角形の花壇の斜面にいろいろな模様や文字が描かれていた。
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花トピア。大きな温室で、花きの展示、教室・講座などが開かれていた。
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東ゲート前のバラ園。ピース、パスカリなど古典的な名花が群植されていた。左奥には喫茶もあった。
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ピース。20世紀を代表するバラで、クリームイエローとソフトピンクの覆輪の大輪。フルーティーな香り。強健。光に透けてやさしい色合いがきれいだった。
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語らい広場。広大な芝生の中に、花壇、休憩所、ガーデニングコンテストの優秀作品などいろいろなものが配置されていた。
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あとは別ルートでゆっくり歩きながら入り口へ戻っていく。ちびっこ広場には、全長50mのローラー滑り台、ジャングルジムなどがあった。遊んでいる人はいなかった。学校が休みじゃなかったし、ちびっこ広場まで行くのが遠いし。。
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花いかだの池。大きな池に噴水、奥の大きな森と花のタワー。
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霧のプレリュード。高さ25mの棒から霧が発生したり、水が流れ落ちたりしていた。周りには、バラ、藤棚、ベンチなどがあって、一つの公園になっていた。
個人的には意味不明だし、バラの黒点病の原因になると思うのだが。。

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世界のバラ園。西ゲートからも東ゲートからも森の奥にあって遠くて忘れがちになるが、秋バラはここが一番きれいだった。イギリス、フランス、日本など、世界各国のバラが咲き乱れていた。テーマガーデンは、ハイブリッドティーやオールドローズやツルバラが多かったので春向き、世界のバラ園は、イングリッシュローズ、フロリバンダ、ポリアンサが多いので四季咲きなんだろう。テーマガーデンよりちょっと小さいかなと思うけど、ここだけで普通の大きめのバラ園ぐらいはあるし、通路が同心円状だったり、ぐねぐね道なので、まともにみたら半日は優にかかる。右奥にある茶色の小屋は、ターシャの庭(をまねて作ったもの)。
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秋バラなんで、ところどころ咲いている状態だけど、遠くから見ると、花の海のように咲き誇っていた。
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手前は、春の舞。ここだけみると春バラ並かな。
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イングリッシュローズは国内最大の栽培数で、約8割があるそうだ。といっても、通路の奥に植えられているものもあるし、秋に咲いてないものもあるので、秋はそんなに多くはなかった。まずは、ヘリテージ。1mゆうに越えて、やっぱり暴れた枝先にちょこちょこ咲く感じ。秋なので、ソフトピンクが濃く、香りもよかった。黒点には少しかかっていた。
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セプタードアイル。ソフトピンクのカップ咲き、これも色が濃い。ミルラ香もすばらしかった。黒点にかかって葉っぱが結構落ちていた。
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パットオースチン。オレンジのカップ&ソーサーで、ぱっとみてすぐに分かるがなぜか周りに溶け込む。ティーの中香、黒点には少しかかっていた。花付きはよく、1mを越えて枝が暴れていた。
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ウィリアムシェークスピア2000。濃い赤紫の浅いカップ咲き、ダマスクの甘い香り、花付きはまずまず、やっぱり黒点には弱いなあ。
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プリティジェシカ。ピンクのカップ咲き、甘い香り、黒点には結構かかっていた。花数と蕾の数はよかった。
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ポール クランペル。オレンジレッドの小さな花のポリアンサ、これで4本の群植だけど素晴らしすぎる花付きだった。無香、黒点にはかなりかかっていたが葉っぱは落ちていなかった。
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ミス エディス カーペル。高さ50cmぐらいのポリアンサで、3cmぐらいの小さな赤い花がすさまじい勢いで咲いていた。微香。これも黒点がひどかった。
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花冠。フェアリーを少し大きめにしたような感じ、すごい房咲き、無香、横張り、黒点にはかかっていなかった。
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ジャン メルモ。3cmちょっとのピンクのポンポン咲き。高さ60cm程度で横張りで、長めのステムの上にたわわに房咲きする感じ。無香。黒点は少しかかっていた。
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アイスバーグの群植。やっぱり、アイスバーグはすごい。初冬までずっとこんな感じだもんなあ。やはり、黒点には少しかかっていた。
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ゴールデンボーダー。きれいなレモンイエローの花が枝先にいっぱい房咲きしていた。中香で、黒点はなかった。
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イブピアジェ。切り花で人気のバラで、ローズピンクのシャクヤク咲き、ダマスクの甘い香り。病気にはかかっていなかったが、ハイブリッドティーとは思えないコンパクトさ。家のは半日陰で弱りまくりだし、樹勢は弱い気がする。
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プリンセスホール雅と音楽広場。ホールで、いろいろ催し物を開いたり、広い芝生で音楽を聞いたり。
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ぐるっと一周戻ってきて、西ゲート近くのフェスタタウン。軽食店、おみやげ店が立ち並んでいた。
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西ゲート、地球館、東ゲート、地球館、プリンセスホール、西ゲートとまわる園内バス。赤が花ポッポ、青が夢ポッポ。時刻表は、季節で変わるが、行った時は1時間に1本だった。とにかく広い敷地なので、うまく利用したい。
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マスコットキャラクターの「ゆめかちゃん」と「ゆめとくん」。花と緑をあらわした妖精でかわいかった。

http://www.hanafes.jp/hanafes/
花フェスタ記念公園
岐阜県可児市瀬田1584-1
0574-63-7373
9:00~17:00
休園日:毎週火曜日(火曜が休日の場合その翌平日)、年末年始
駐車場多数


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